小さな優しさは奇跡を起こす

あらすじ

Synopsis

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ジョアン・フイスト・スミス[著]
川田志津[訳]
B6変型判・上製・304ページ
定価1,728円(税込)

夫を亡くした妻と子供のもとに届く謎の贈りもの。
いったい誰が?
ある家族の人生を変えた
魔法のような「クリスマスの12日間」を描いた
この冬いちばんのハートウォーミングストーリー。

1999年秋、愛する夫が突然息を引き取った。悲しみから立ち直ることができず、子供を思いやる余裕のない妻。行き場のない怒りのために高校を休みがちで、まともに口もきいてくれない長男のベン。 夜な夜な悪夢にうなされゲームに逃避する次男ニック。唯一、末娘のメーガンだけが家族の仲をとりもとうとしていた。 そんな家族のもとに、クリスマスを控えたある日、玄関の前にポインセチアが1鉢届く。 添えられたカードには、『クリスマスの12日間』の歌詞によく似たメッセージと「真の友」という署名。それから毎日、小さな贈りものが届き始める。 最初は抵抗を感じていた家族だったが、欠かさず届けられる贈り物によって、次第に閉ざした心を開くようになり、明るさと絆を取り戻していく。家族が最後に手にした13番目の贈りものとは何だったのか?

ジョアン・フイスト・スミス  Joanne Huist Smith
米オハイオ州デイトン生まれ。米ライト州立大学にて英語学学士号を取得。元『デイトン・デイリー・ニュース』記者。3人の子どもと2人の孫がいる。

海外の読者の声

Voice of overseas readers

  • ストーリーがとても気に入りました。「与えること」から幸せが生まれるのだと教えてくれる感動的な物語です。

  • 読者の期待を裏切らない。

  • 今まで読んだクリスマスストーリーの中でも最高の一冊! 実話だと知ってなおさら迫るものがありました。誠実でユーモアもちりばめられている文章がとても気に入っています。……この本には誰かへの「親切」という大切な気持ちが込められています。費やすのはお金や時間ではなく「心遣い」。他者への心遣いはもちろん日々あるべきものですが、このクリスマスの物語には特にぴったりだと思います。みんなにお薦めしたいすばらしい作品です!

  • クリスマスだけでなく、どんな季節に読んでも勇気が湧いてくる。

  • 13歳の頃に父親を亡くした後に迎えた最初のクリスマスを思い出しました。当時母は食事の準備すら大変で、クリスマスを楽しむ気持ちなど到底持てませんでした。辛く苦しい立場にいるときは、そこから抜け出せるはずなどないと思ってしまうものですが、私たちは何とかして現状を打破していくもの。前に進むこと、友達や家族が心の支えになることを知りたい人に手に取ってほしい一冊です。今まさに辛い思いを抱えていて、明日をどう生き抜けばいいのかと悩んでいる方にもぜひ読んでほしい。

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