毛沢東思想の全体像
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内容紹介
Contents Introduction
科学的常識は絶えず変わるように、歴史的常識も変わるのである(もちろん、歴史的知識は歴史的事実に近づくように変化しなければならない)。そうであるならば、私たちの頭の中の歴史的知識の入れ替えも必要ではないだろうか? ソ連は自由で豊かな国だという知識は間違っていたし、中国には搾取や抑圧がないという知識が間違っていたとしたら、共産主義や中国共産党に関する知識にも再検討が必要ではないだろうか? 中国をどう理解するかということは、これからの日本のあり方、そして私たちの生き方にも密接にかかわっている。
著者プロフィール
Author Profile
昭和7年 東京に生まれる。満洲の奉天市(現在、中国の瀋陽市)で少年時代を過ごし、終戦の翌年10月に引き揚げた(博多港上陸)昭和31年 九州大学経済学部卒業、昭和37年 九州大学大学院経済学研究科博士課程単位取得主著:『資本主義と共産主義―マルクス主義の批判的分析』文眞堂、平成元年、『経済学の原理―マルクス経済学批判・近代経済学の是正』文眞堂、 平成7年、『経済学的自然観の歴史―土地と労働の学説史の分析』文眞堂、平成9年、『人類社会の形成と市場経済』文眞堂、平成12年職歴:桃山学院大学経済学部教授、龍谷大学経済学部教授、平成13年 龍谷大学定年退職、現在 龍谷大学名誉教授